
日本のご当地ラーメン
バイエルン地方のヴァイツェンビール、ベルリンのベルリナーヴァイセ、デュッセルドルフのアルトビールといったご当地ビールがドイツ各地にあるように、日本のラーメンも全国に各地の特色・食文化をふんだんに盛り込んだご当地ラーメンがたくさんあります。
今回はその中から日本3大ラーメンと呼ばれる札幌ラーメン、喜多方ラーメン、博多ラーメンをご紹介します。
1.札幌ラーメン
札幌はまさにラーメンの街。
屋台から始まった札幌ラーメン店は現在では街のあちこちに「ラーメン」の看板があり、ラーメン横丁、新ラーメン横丁、狸めんこい通り、琴似周辺などラーメン店の店舗数は600件以上。また、札幌は味噌ラーメンの発祥の地でもあります。
特徴は長時間熟成されてアシコシの強くなった黄色い縮れ麺。
麺の製造において手稲山系の良質な雪解け水を使用している点が、札幌ラーメンが美味しい大きな理由です。
スープと一緒にモヤシや玉ねぎなどの野菜を中華鍋で炒めるのが札幌ラーメンの調理法で、こってりした清湯スープに入った麺と野菜を熱々で食します。
ラードやニンニクを効かせた、寒い地域ならではの一杯です。
2.喜多方ラーメン
札幌・博多と並んで日本3大ラーメン都市の一角を担っています。
特徴は麺。「平打ち熟成多加水麺」といわれ、すすりこむ時のピロピロ感と噛んだ時のモチモチ感が楽しめます。
札幌ラーメン同様に水を多く加えてしっかり寝かせた麺です。
そしてスープ。豚骨、鶏ガラのスープと煮干しのスープを別に作り、これを注文後にブレンドしてお客様に提供します。
透き通った2種のスープが混然一体となって旨さを作り出しています。味は塩から醤油まで店によって様々です。
モチモチとした歯触りでコシのある麺と奥の深いスープのバランス
3.博多ラーメン
「とんこつラーメン」といって一番に思い出されるのが、九州・博多のラーメン。
実際には、ほとんどのラーメンのだしに使われている「豚骨」。
博多ラーメンの流儀は強火で長時間炊くこと。豚骨を強火で長時間炊くため、骨の髄からゼラチンなどが溶け出し、
乳化し白濁したスープになります。具はチャーシューにたっぷりのねぎと紅しょうが。
豚の脂っこさを紅しょうががさり気なく緩和します。
小麦の香りがする細い麺が、とろりとしたスープによく絡みます。
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